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【第4回】原子力防災で世界のスタンダードに

福井大学 COC 地(知)の拠点
地域を志向して人を育み、地域を活かす福井の知の拠点づくり

シリーズ3 原子力防災体制の確立

福井大学附属国際原子力工学研究所は、世界トップレベルの研究、人材育成を行っています。特にCOC事業では、地域との連携により「関連施設の連携による人材の育成や原子力安全の研究」「防災体制の確立」を進めています。

東日本大震災に伴う福島原子力発電所の災害を踏まえ、防災体制の確立や市民への防災計画の啓発は地域の重要な課題です。さらには、原子力の一層の安全対策と緊急時の対応を担う人材の育成にも期待が寄せられています。同研究所では、敦賀市と原子力防災に関する相互連携協定を締結。市民の意識調査や市職員を対象とする原子力防災講座の開催、放射線測定実習などを自治体とともに実施しています。敦賀市と周辺にある原子力関連施設を学びの場とすることは、学生にとっても大きな利点です。

大学院工学研究科 博士前期課程 原子力・エネルギー安全工学専攻1年・松橋和也さん。敦賀原発から30キロ圏内の滋賀県出身。他大学でLEDの研究をしていたが、廃炉や原子力防災に強い関心を持ち進路を変更。本学大学院で学ぶ。

博士前期課程1年の松橋和也さんは、「東日本大震災後、廃炉研究に強い関心を持ち、他大学から福井大大学院に進学しました。実機を目の前に研究に取り組むことができたり、防災に関して、敦賀市役所の方々と議論できたりと幅広く学ぶことができます。恵まれていますね」と、本学の原子力教育の水準の高さを実感しています。

原子力防災は世界的な関心事です。その先端をゆく敦賀にはアジア、欧州、中東などの各国から視察や研修の要望が相次いでおり、福井県、関連機関、地元自治体との協力により対応しています。

大学と地元が連携して人を育てる原子力防災モデルを世界に発信していきます。

福大COCとは?

福井大学は文部科学省「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択され、福井県をはじめとする自治体とともに様々な分野で連携し、地域の課題解決に取り組んでいます。

福大COC通信vol.4

福大COC通信vol.4

COC通信 地域を志向して人を育み、地域を活かす福井の知の拠点づくり

  1. 福井の地(知)の拠点づくり
  2. 福井の魅力を未来に伝える
  3. 福井の子どもの成長を支援する
  4. 原子力防災で世界のスタンダードに
  5. 理科教育のスペシャリストを養成
  6. 先端機器で地元企業を技術支援
※COCは「Center of Community(センター・オブ・コミュニティ)」の名称です。COC事業について詳しくは文部科学省のホームページをご覧ください。
http: //www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/coc/