大学案内Viewbook2019
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School of Education 教育学部23UNIVERSITY OF FUKUI大学院子どもたちが自主的に学び合い成長できる学校教育の実現には、子ども一人ひとりの学びと協働を支える教員の力量と実践力が不可欠です。そのため、本学が基幹校となり、特色ある3つの大学が協働し教職大学院を設置(平成30年4月設置)し、各々の実践研究を共有しながら、高度な専門的能力と優れた資質を有し、学び続けることのできる教員の養成を目指します。ここでは、本学が生み出した教育スタイル「学校拠点方式」を採用し、小・中・高・特別支援学校などの現場を学びの場としています。大学院生は拠点校のサイクルに合わせた長期のインターンシップを行います。また、現職教員の大学院生は勤務校を離れることなく学ぶことができます。学校が抱える課題に教員や大学院生が協働して取り組むことで、教員としての実践力やマネジメント力、専門職としての技量を培います。若い世代の教員を養成する「授業研究・教職専門性開発コース」、現職教員を対象とした学校での核となる教員を養成する「ミドルリーダー養成コース」、改革期の学校を支える管理職のための「学校改革マネジメントコース」の3つのコースがあり、世代を超えて学び合います。福井大学・奈良女子大学・岐阜聖徳学園大学連合教職開発研究科(連合教職大学院)学 位:教職修士(専門職)修 業 年 限:原則として2年(1年を許可する場合もある)必要修得単位:学校における実習(10単位)、共通科目(20単位)、 コース別選択科目(15単位) 計45単位以上主題に沿って実践と研究を深める、3つのコース授業研究・教職専門性開発コース授業づくり・児童生徒の成長発達支援をはじめ、学校における活動の総体について、学びあう専門職コミュニティーづくり、及びそれへの参加を通して学ぶ若い世代の教員のためのコースです。ミドルリーダー養成コース知識基盤社会に生きる力を培う授業をどう実現するか。多様な子どもたちの成長をどう支えていくか。学校における教師の協働の実践と研究が求められています。学校での核となるミドルリーダーのためのコースです。学校改革マネジメントコースアクティブ・ラーニング、チーム学校、コミュニティスクール、入試改善、そして学校の組織制度改革。山積する課題の中で、どのように改革の舵取りをしていくか、組織マネジメントの力が求められています。改革期の学校を支える管理職のためのコースです。新たな学校教育の課題に見合う教職専門の資質と能力を身につけることに加え、高い教科専門性に基づいた実践的な授業づくりの能力と指導力を身につけ、学校教育における今日的な諸課題に包括的かつ柔軟に対応できる教員の養成を目指します。4つのコース(小学校教育コース、人文社会教育コース、理数・生活教育コース、芸術・スポーツ教育コース)には、コース別専門科目と課題研究、修士論文に加えて、必修科目「協働実践研究プロジェクト」を設けています。教育学研究科学校教育専攻所属するコースを超え、大学院生と教員が附属学園や地域の小・中・高校の現職教員と協働して、現場指導に取り組む実践的な研究、活動のプロジェクトです。定期的、継続的な2年間の研究活動で、授業を想定した教科内容に関する知識を身につけること、授業計画力、授業実践力、教員としての協働性や課題探究力を身につけることを目的としています。大学院生は、基本的に、自分の専門に近い領域のプロジェクトを履修し、豊富な実践事例を組み込んだ包括的なカリキュラム提案にまとめて報告します。協働実践研究プロジェクト小学校教育コース教育学、心理学、小学校教科教育、インクルーシブ教育等の専門分野を基礎として、小学校教育の諸課題について研究を行います。人文社会教育コース国語、社会科、英語の各教科に分かれ、各教科の指導に必要な教科教育学や教科内容学について、高度な専門知識と優れた実践力を修得すべく、教科に関わるテーマについて研究を行います。理数・生活教育コース数学、理科、生活科学(技術)、生活科学(家政)の各教科に分かれ、各教科の指導に必要な教科教育学や教科内容学について、高度な専門知識と優れた実践力を修得すべく、教科に関わるテーマについて研究を行います。芸術・スポーツ教育コース音楽、美術、保健体育の各教科に分かれ、各教科の指導に必要な教科教育学や教科内容学について、高度な専門知識と優れた実践力を修得すべく、教科に関わるテーマについて研究を行います。
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