大学案内Viewbook2019
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24UNIVERSITY OF FUKUI入学者受入の方針【学部教育の人材育成目標】●医学科①21世紀のグローバル社会において高度専門職業人として活躍できる医師・医学研究者を育成する。②優れたコミュニケーション能力と高い倫理観を備え、患者中心の医療を実践する臨床医を育成する。③世界水準の能力と地域を見る目を養い、地域に根差した活動のできる臨床医を育成する。●看護学科①看護の対象となる人間を総合的に理解できる。②高い倫理観をもち、看護の対象となる人間の権利を守る。③健康に関わる諸問題の解決に必要な知識・技術を主体的に学び、創造する。④関連領域の専門家と協力し、必要に応じて調整的な役割を果たす。⑤看護を批判的に吟味し、建設的・創造的に発展させる。●医学科質の高い臨床能力と生命尊重を第一義とする医の倫理を有し、根拠に立脚した患者中心の医療を実践できる医師や、医学の進展に貢献する高い資質を身につけた医学研究者を育成し、医学・医療の進歩を通じて社会に貢献することを目的とする。●看護学科人間理解と倫理性を基盤とし、豊かな人間性と創造性を備え、高度な知識と技術をもち患者中心の看護を実践できる看護専門職および将来看護の分野で指導的役割を担うことができる人材を育成し、地域の保健医療の向上に貢献するとともに、看護学の発展につながる看護学研究を推進することを目的とする。【医学部の教育目的】福井大学医学部は、理念に基づき、人間形成を基盤に生命尊重を第一義とする医の倫理を体得するとともに、高度に発展した世界水準の医学および看護学の知識を修得し、グローバル社会で活躍できる医療人および研究者を育成する。2.教育目的・人材育成目標真理を探究する知への愛―それは、古代ギリシャの哲学者プラトンや医学の父ヒポクラテスが最も信頼を寄せた愛、すなわち、自分自身の「無知」を自覚し、つねに真理の側へと身を置き、それを不断に求め続けることを自らに課す、極めて厳しい愛です。私たちは、最新の医学・看護学知識や技術を学び、修練すると共に、次世代の医学・看護学を開拓する研究を推進します。人命を尊重し人間に共感する人への愛―それは、病に臥していようが無かろうが、日々の生活を営む人々のために自らの知識と知恵を捧げようと志す、徹底した無我の愛です。私たちはその具体的な姿を、福井藩蘭方医、笠原良策(白翁)(1809-1880)に見出します。笠原は、幕末まで死病として恐れられた天然痘の流行を食い止めるため、既存の医学や因習に囚われることなく、常に最先端の医学を探求し続けた「知への愛」の実践者であると同時に、自らの命を賭して種痘の普及と実施に尽力し、人と社会の健康に一生を捧げた人物に他なりません。私たちは、旧福井医科大学学歌に謳われた“杏林愛に芳しき”医療従事者や研究者を育成、輩出し、人と社会を健やかにする事に貢献します。1.医学部の理念愛と医術で人と社会を健やかに医学部School of Medical Sciences愛と医術で人と社会を健やかに人々が日々の生活を健やかに暮らせるために己の知識と知恵を捧げようと志す、徹底した無我の愛を貫ける医師と看護師に最新の医学・看護学を学び、修練し次世代の「医療」を開拓する研究を推進します
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