大学案内Viewbook2019
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30UNIVERSITY OF FUKUI学びの特色[大学院]世界レベルで活躍できる優れた創造性と研究・開発能力を育む「医科学」「先端応用医学」「地域総合医療学」の3コースで、高度な知識及び科学的・論理的思考に基づき学びます。独創性・創造性に優れた研究を遂行し、国際的にも活躍できる自立した研究者を育みます。各診療分野で優れた臨床研究能力と先端的で高度な医療技能を備え、高い倫理観と研究マインドを持った臨床医、及び地域に貢献できる臨床研究能力や教育的指導力を備えた質の高い総合診療医、ER救急医、家庭医を養成します。医師免許取得前から医療チームの一員として診療に参加し、現場実習を重ねることを目的として開発した大学独自のICTシステム「BS-LMS」。学生用電子カルテと連動し、患者さんを診察して本番用カルテさながらにその所見を記載する訓練が可能です。システム上で指導医と『LINE』感覚でやりとりができるため、日々の疑問点や質問を提示し、速やかに解消することができます。診療参加型臨床実習1年次の6月から解剖学の講義がスタート。10月からは約3カ月に渡り、人体解剖学の実習が行われ、筋肉や臓器などあらゆる部分を自らの手に取って調べ学んでいきます。「人の体を知る」という医学の基本を学ぶことで、医学を志す学生への高い意識付けを目指します。1年次から解剖学実習を履修するのは全国的にも珍しく、福井大学医学部カリキュラムの大きな特徴でもあります。解剖学習医師は患者の診断に際し、何百枚とある画像の中から小さな病変や病気の可能性を発見しなければなりません。福井大学では「形」から病気を見極める形態学教育に力を入れており、「見つけ出し、考える力」を大切にしています。これらの力を養うためにCTやMRI画像、組織・病理画像などを電子カルテから取り出しデータベース化し、学生たちの臨床診断実習に役立てています。「見つけ出し、考える力」を養う医学研究者臨床研究者卓越した専門医卓越した総合診療医・ER救急医・家庭医創造性に優れ、研究・開発能力を有し、自立して活躍する研究者の養成卓越した研究能力と高度な専門的スキルを有する臨床医学研究者の養成地域に貢献できる臨床研究や教育的指導力を備えた質の高い総合診療医・ER救急医・家庭医の養成医科学コース先端応用医学コース腫瘍医学部門器官再生医学部門病態情報解析医学部門地域総合医療学コース統合先進医学専攻医学系研究科 統合先進医学専攻(博士課程)5大学大学院連合小児発達学研究科 福井校平成23年度に開設した「子どものこころの発達研究センター」と附属病院の「子どものこころ診療部」を中心に、大阪大学を基幹校とする「連合小児発達学研究科」に参画し、大阪大学大学院「大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合小児発達学研究科」福井校を開校しました。「教育」「研究」「診療」を3つの柱として、自閉スペクトラム症など、子どものこころの問題に対して専門的に取り組む体制が整っています。

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