大学案内Viewbook2019
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50UNIVERSITY OF FUKUI応用物理学科近年の技術革新により、基本原理に立ち返って科学を理解し、応用できる能力がますます重要になっています。物理学とともに、数学や化学、計算科学を中心とした理工学を総合的に学習し、その基礎を固めた上で、実践科目や卒業研究において、理工学の応用・先端領域や物理学の最新理論を学びます。こうして物理学を身につけた技術者の強みである、「物事を根本から考える力、数理的思考力、物理的思考方法に基づく判断力」が養われます。このような教育を通して、新しいものづくりに挑戦できる人材、安全・安心社会の構築に必要とされる人材、ものづくりのわかる理科教員を養成します。この学科ではコースを設置せず、物理学、数学、化学といった自然科学の基礎を幅広く学び、論理的な思考力を身につけ、理論に基づいた実験も行います。自然科学の基礎を学び、工学への応用を考える■1年次から3年次にかけて、力学、電磁気学など物理学の基盤を学習■シミュレーションや応用物理学実験などの演習を重ね、工学への応用 を探究素粒子の構造解明や宇宙線の探索に関する基礎科学の成果なども新たな工業技術に結びつけ、イノベーションを目指します。物理学を中心に、広範な自然科学分野を扱う■4年次には「数理・量子科学(理論物理・数学)」「物性・電磁物理 (実験物理)」「分子科学(化学)」の3講座と「遠赤外領域」「附属 国際原子力工学研究所」のいずれかで卒業研究を行います想定される就職先大学院進学重電系企業/化学・材料系企業/情報通信企業/中学校・高校教諭 など福井大学 大学院工学研究科(博士前期課程/博士後期課程)/その他工学系大学院卒業後の進路1年~3年4年基礎科目を共通化、専門を学ぶための基礎必修科目群を履修します。工学的実践応用教育を実施します。■共通必修数学、コンピュータ入門、化学基礎、基礎物理実験、外国語■基盤 〈物理学〉力学、電磁気学、量子力学、統計力学■実践 〈実践応用教育〉物性物理学、電気電子回路、シミュレーション、応用物理学実験、演習、講究物理学を基盤とした基礎力に基づき、モノづくり、コトづくり、ヒトづくりといった応用力を身につけた理工系人材を育成卒業研究■応用物理学 ■基礎物理 ■分子科学(理論分野・実験分野)

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