大学案内Viewbook2019
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77UNIVERSITY OF FUKUI「医者になったら忙しいからと、学生時代は勉強のほか、バレエやアルバイトもしましたし、旅行にも数多く行きました」と笑う新谷さん。何事にも前のめりで取り組む姿勢は大学生活の賜物です。若い子の命を救いたいとの思いが原点〝前のめり〟になれる選択を医学部(医学科)私が医師を志したのは高校2年生のとき。一般的に考えると決定の時期が遅く、よく驚かれます。実は、幼いころからクラシックバレエを習っていて、将来の夢はバレエダンサーでした。高校時代にケガで整形外科に入院することになり、そこで同世代の骨肉腫の患者さんと出会い、「人を支え、命を救える医師はすごい仕事だな」と感動したのが医師を目指したきっかけです。そこから猛勉強をして1年間の浪人を経て福井大学医学部に入学しました。現在、附属病院に勤務していますが、学生時代からお世話になった先生や仲間が周りにいるのは心強いです。仕事で迷ったり、判断が難しかったりするとき、どの先生を頼ってもきちんと対応してくださいます。当直で深夜の2時、3時に困って電話をしても、どなたも快く相談に乗ってくださるので、すごく恵まれていると感じています。この温かな環境が福井大学の魅力ではないでしょうか。学生の皆さんには、大学生活でたくさんの人と出会ってほしいと思います。産婦人科医の道を選んだのは、初期研修で現場を経験してからです。医師を志したきっかけが「若い命を救いたい」との思いでしたから、命の誕生に向き合えるこの仕事はやりがいがあります。急患が多く忙しいイメージから、産婦人科を敬遠する傾向があるとも聞きますが、経験上、どの科の先生も、皆さんお忙しく働かれています。よく仲間同士でも話すのですが、「大変だから」「楽そうだから」という目線での仕事の選び方は、余計につらくなるのでは。後輩たちには、「どちらにしても忙しいのなら、自分の好きな診療科、自分のやりたい診療科へ。“前のめり”になったほうが、人生は充実するし、楽しいんじゃないかな」と言ってあげたいです。新谷 万智子 さん医学部 2014年卒業福井大学医学部附属病院 産科婦人科 医員医学部(医学科)福井大学医学部附属病院福井県立病院福井赤十字病院福井県済生会病院岐阜県総合医療センター名古屋掖済会病院木沢記念病院横浜市立大学附属病院トヨタ記念病院一宮市立市民病院公立陶生病院東京大学医学部附属病院福井総合病院名古屋市立大学病院金沢大学附属病院市立敦賀病院春日井市民病院小牧市民病院名古屋第一赤十字病院杉田玄白記念公立小浜病院主な初期臨床研修先国試不合格8名 7%福井大学病院27名 23%他大学病院17名 15%その他の病院63名 55%H29H28H27国家試験合格率(既卒者含む)88.2%91.3%89.9%90.1%88.7%91.5%本学全国医 師※「円グラフ」は2016年度卒業生データ(2017年5月1日現在)※主な初期臨床研修先は、過去5年間の集計データから多い順に掲載。《医学科》

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