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夢を持って行動しよう~モノづくりから夢をカタチに~

走行直前のフォーミュラマシンの調整

走行直前のフォーミュラマシンの調整

自動車技術会(JSAE)元委員元日産自動車株式会社 石田孝明氏(左)/フォーミュラカー製作プロジェクト技術指導 大学院工学研究科機械工学専攻 新谷真功先生(右)/フォーミュラカー製作プロジェクト顧問 工学部機械工学科3年/高田耕太さん(左から3番目) フォーミュラカー製作プロジェクト リーダー 工学部機械工学科2年/髙見知秀さん(左から2番目) フォーミュラカー製作プロジェクト 副リーダー

「フォーミュラカー製作プロジェクト」

問題発見・問題解決能力や知識の実践的応用力、さらには創造的なチームをつくる能力を身に付けることを目的とした「創成活動」の一環。全日本学生フォーミュラ大会(自動車技術会主催)に参加するためのフォーミュラカー製作を、設計からデザイン、コスト計算まで、学生が協力し、取り組んでいる。昨年開催された第9回大会で、北陸地区1位となる過去最高の好成績を収めた。今年も第10回大会を目指して活動に励んでいる。フォーミュラカー製作プロジェクト http://fukui-frc.jimdo.com/

マシン設計・製作から大会までの貴重な経験

第9回大会でスズキのスタッフを交えて

第9回大会でスズキのスタッフを交えて

石田 全日本学生フォーミュラ大会のコンセプトは、「明日の日本を担う若き技術者を育成すること」です。夢を持ち、それを実現しよ うとする行動力に自動車関連各社が期待を寄せ、スポンサーとなって開催されます。「モノづくり」「ビジネスの疑似体験」「コミュニケーション」の実践が期待されています。

新谷 夢に向かって努力する学生を応援する大変素晴らしい取り組みです。大会を通して、どんなことが勉強になっていますか?

髙見 単なる勝ち負けではなく仮想価格などの決められた条件の中で販売を想定した「お客様が喜ぶ車」の製作をめざすので、技術はもちろん、ビジネスの基本的なルールも学べる点が特に勉強になっています。

石田 企業はビジネスの基本を理解し、即戦力となる人材を求めています。しかし、学生時代はビジネスの疑似体験ができる機会はほとんどありません。それが、社会へ出て行く上で貴重な経験になっていると思います。

新谷 また、大会は企業や他大学の学生との交流の場でもあります。皆さんには積極的な交流を図るよう指導していますが、以前と比べ自発的なコミュニケーションが増えてきましたね。何かきっかけがあるのですか?

髙見 他大学の学生との交流から学ぶことが多くあるとわかり、コミュニケーションの重要性に気付いてからは積極性が出てきました。

高田 支援してくださる企業の方へ自分たちの思いをどうやったら上手く伝えられるのかを考えることで、コミュニケーションの難しさを感じました。それから、周囲への感謝の気持ちを持ち、コミュニケーションを大切にしようと思うようになりました。

新谷 皆さんの成長が感じられ、嬉しく思います。大会やプロジェクトは学内外の多くの方々に支えられてることを忘れず、感謝の気持ちを常に持っていてください。

モノづくりの基本はPDCA※1サイクル

※1 PDCAサイクルとは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)を繰り返すことで、継続的な品質や技術改善を行っていく手法。新谷先生は「これはモノづくりだけでなく、勉強する学生の知識を習得する手法にも活用できる」という。
フレーム模型を木で製作

フレーム模型を木で製作

新谷 製作では、問題に直面することや失敗の連続です。そのたびに「なぜ?なぜ?」と考えるうちに本質的な問題が見え、技術が高度化されていきます。つまり、PDCAサイクルを回すということですね。活動中はこのサイクルを意識していますか?

高田 授業で学んだことを活かし、もっとスマートに製作していけると思っていましたが、実際はうまくいかないことばかり。スタート時はPDCAとは何かも知りませんでしたが、今では原因を追究し、方策を考えて改善するPDCAの中で活動ができています。

新谷 プロジェクトに参加した学生と一般の学生に違いが生まれるとするなら、通常、週一回の講義でしか学べないことも、プロジェクトでは年間を通して実践することができるという経験の差だと思います。

石田 知識と経験が備わって初めて能力になるのだと思います。例えば、不具合が見つかったとき、その解決のための知識を技術として実践できるようになることで企業の第一線で活躍できる人材に育っていくのだと思います。

大切なのは夢と熱意夢を叶える学生生活を

vol09_05新谷 プロジェクトを通して経験を積み重ねることで、君たちの10年後はどんな風になっているでしょうか?

高田 様々な角度から物事を見るようになり、たとえ小さな部品でもそこには素晴らしい技術が詰まっていると感じられるようになりました。少し前までは、F1などの華やかな舞台で活躍したいと思っていましたが、今は社会のどこかを支えられるようなモノづくりをしたいと思っています。

髙見 僕は将来、自動車会社の設計分野で働き、プロジェクトで学んだことを活かしながら新しい技術もどんどん学びたいと思っています。そう思うようになったのは、プロジェクトでの設計に楽しさとやりがいを感じたからです。

石田 「好きなこと」や「夢」があるのは素晴らしいことですね。私はもともと電気技師になろうと思っていましたが、20歳頃に見たある映画の影響で自動車業界で働こうと決意しました。

新谷 思い描いた仕事に就いて活躍されたわけですが、夢を実現させるのに大切なことは何だと思いますか?

石田 やはり、夢を持ち、夢の実現への熱意が行動力になったと思います。自動車業界は大学時代の専攻とは分野が異なっていたので入社当初はわからないことだらけでした。でも、好きで飛び込んだ世界。多少の苦労もありましたが楽しむことができました。福大生の皆さんには夢を持ってほしい!そして夢を叶えるために、熱意を持って行動していってください。

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