受験生のためのFUKUDAI LIFE

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価値観を超えたコミュニケーションを

国際地域学部(Sociology of Education:教育社会学) 准教授

ケリー・キング 先生

日本との出会い

私は小さい頃から中国に興味があり、大学に進学した時にAsian Studies(アジア学)のコースを選びました。日本人の研究者が指導教員だったのですが、とても良い人で、日本のことはほとんど知らなかったのに勧められるまま留学先を日本にしました。3年生での留学に備え、1年生の時から日本人留学生がチューターとしていろいろ教えてくれました。日本との出会いは偶然だったのです。

南山大学に1年間留学しました。アメリカで日本語をあまり勉強していなかったので苦労しましたが、おしゃべり好きが功を奏し、毎日ホストファミリーと話していたおかげで、日本語でのコミュニケーションが上達しました。

日本とアメリカを行き来して

アメリカに帰国し、大学を卒業した後、また日本に来て東京の中学校で5年間ALT(Assistant Language Teacher:外国語指導助手)をしていました。学校現場で気付いたのが、日本の教員がどうやってJSL(Japanese as a Second Language:日本語を母語としていない人のための日本語教育)を行っているかを実際に見て、学級や学校、地域、それぞれにバイアスがあることをあらためて実感しました。例えば「外国人だからこの問題は解けなくても大丈夫」とか、「あの地域は荒れているから」といった日本人教師の無意識な発言に、学習のバリアーになるような先入観や、思い込みが入っているのです。海外から日本に来る多くの人が気付くそうですが、日本とアメリカを行き来するなかで自分もそれを実感することになり、博士課程で取り組んだ日米の教育を比較する研究に繋がりました。

ストリーテリングを使ってコミュニケーション

ストーリーテリングの様子

ストーリーテリングの様子

これまで、企業の新商品開発や販路開拓のアイデアなどを、経営者に英語でプレゼンをするPBL(Project Based Learning)や、英語で福井県の文化を紹介するポスタープレゼンテーションなど、コミュニケーションがメインの授業を担当しました。その中で、コミュニケーションに繋がる活動として、ストーリーテリング(Storytelling)に取り組んでいます。ストーリーテリングは、話し手が聞かせるだけの「読み聞かせ」ではなく、話を空で言えるくらいに理解し、その人の思いが聴衆に伝わるように「語る」活動です。話し手と聞き手の会話を引き出す方法でもあるため、英語のコミュニケーションの第一歩としてうってつけです。将来的にはALT時代に実感した教育のギャップを超える学びの実践として、様々な国の子どもが母国語でそれぞれの紹介をして、他の国の子どもと交流することができたら良いなと考えています。

安心なテリトリーから飛び出そう

「自分」は、やったこと、関わったことのある人、世界、そういったものからしか形づくられないので、やればやるほど変化します。パッションを持ってチャレンジしてください。興味があることをもっと学んでください。

それと私とすれ違ったら挨拶し、そしておしゃべりしましょう。キャンパス内で挨拶してくれる人が少ないので、チャレンジの第一歩としてぜひ声をかけてください!

今ハマっていること★

P19_03小旅行が好きで、出張で時間が空いた時は、その土地を見ます。近場では、夏でも冬でも綺麗な越前海岸が好きです!

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