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PBLを通じた第2言語の理想的な教授法

国際地域学部 助教(第2言語学教授法、日本語応用言語学)

クリストファー・ヘネシー 先生

言語学と出合い、日本へ

私はアメリカのメリーランド州の出身です。プログラマーになりたくて、メリーランド大学ボルチモア・カウンティ校でコンピューターサイエンスを専攻しました。2年次に第2外国語を選ぶ時、テクノロジーやテレビゲームのイメージがあった日本の言語を学ぶことで、プログラマーのキャリアにつながるのではと考えました。
英語の文法構造が、S(主語)+V(動詞)+O(目的語)であるのに対し、日本語の文法はS+O+Vであることに疑問を持ち、勉強をすればするほど言語学に興味が湧いて3年次に言語学専攻のある別の大学(メリーランド大学カレッジパーク校)に編入学。神戸大学へ
の1年間の留学を経て、言語学と日本学の二つの学位を取得しました。その後、早稲田大学大学院の修士課程で言語教育に関する研究を行いました。

英語を使って学ぶ

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従来の言語習得は個人学習が一般的でしたが、教え合ったり、話し合ったりという、学び合いがおこらず、言語の習得には向いていません。そもそも言語は他者に自分の考えや思いを伝えるために発生したもので、グループやコミュニティなどの場で必要とされてきました。言語を学ぶのではなく、言語で学ぶ。このような考えから、PBL(Project-BasedLearning)を通じた第2言語の教授法を研究しています。
PBLは、問題を発見し、話し合い、解決方法を探る実践的な学習方法です。今までに、例えば工学部の授業で、橋のデザインから模型の制作、完成品のプレゼンテーションまでを全て英語で行うPBLを行いました。工学部の先生に協力してもらい、模型に10㎏の荷重に堪えるという条件つきの課題を与え、構造にも重点を置きました。現在、国際地域学部では、福井の酒蔵を訪ねて情報を集め、外国人に日本酒をPRするパンフレットを作成するPBL
を行っています。
このような授業の中で学生たちが身につけた力が、授業だけでなく様々な活動の中で、どのように働いているかを、学生の作業日誌、アンケート、インタビューを用いて継続的かつ長期的に調査し、分析しています。
学生の皆さんには、英語を身につけることをゴールとはせず、英語を使ってチームで話し合い、一つのものを作るなかで、プレゼンテーション能力やチームワーク力などプラスアルファの力を身につけてほしいです。
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13p-4今ハマっていること★

リフレッシュしたいときにクラシックギターを弾いています。30分だけと思って弾き始めて、気がつくと3時間が経っていたことも。

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