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いかに「学びの面白さ」に 気づかせるか。大切なのは 教員自身も学び続けること

福井市美山中学校 教諭/2011年度 大学院教育学研究科 学校教育専攻修了

佐々木 庸介さん

言葉だけではなく、行動からも読み取る。「子どもたちの心をみとる力」を学びたい

教員になりたいと思ったのは小学校の頃で、病気で入院していた時期に、特別支援の先生に出会ったことがきっかけです。その先生は、私に「勉強って面白いんだ」と気づかせ、学ぶことに興味を持つように導いてくれました。ちょうど、「総合的な学習の時間」という、教科の枠を超えた探究型のカリキュラムが、小学校の授業に取り入れられた頃とも重なり、退院してからは、授業も
楽しくなり、とくに好きだった理科を教える先生になりたいと思うようになった
のです。
大学では、教育地域科学部の障害児教育コースを専攻しました。どうしたら学習に興味をもってくれるのかといった、子どもたちの心理面を学ぶには最良だと思ったからです。とくに福井大学独自の「探求ネットワーク」や「ライフパートナー」といった実践的なプログラムで培ったことは、今の自分にも生きて
いる部分が多くあります。
そういった学びのそれぞれを、うまく関係づけるために、大学院に進学しました。インターンシップなどを通じて、現場や世の中の状況も含めて何度も自己をふり返りながら学んでいくうちに、バラバラだった知識や体験が、徐々に自分の中でつながり意味づけられていきました。また足りないところを主観的にも客観的にもみることもできるようになって、教師としてどう生きていけば良いかの指針を得ることができました。

「理科」は誰もがヒーローになれる魅力的な教科です

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教員になってからは実践を積みながら、地域の理科教育を支えるスペシャリストを目指すCST (コア・サイエンス・ティーチャー)上級福井の認定を受けました。現在もCSTを含む様々な研究会や講演会などに参加して、他校の先生方と共に探究していて、それが教師としての成長を助けてくれています。
理科という教科は、答えが一つではなかったり、答えにたどりつくまでのプロセスが多種あったりするので、自分の気づきや意見が肯定されるチャンスが多いことが魅力だと思います。
私自身がそうだったように、学習が苦手な子や発達障害のある子でも理科ならがんばれる、理科が好きだと思ってもらいたい。自分で学びたいという力を高めたり、子どもたちの気づきをクラス
全体の思考につなげるサポートをしたりすることが教員の役割だと思います。時々、大学の教材に戻って、子どもたちの発言を検証してみることもあります。大切なのは、教員自身も学び続けることだと思います。子どもたちと相談しながら自分自身も探究していけるので、毎日が新しい発見に満ちています。

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