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どこでも一緒なスマホから 未来のシステムへ

工学部 講師(コンテキストアウェアネス、機械学習)

長谷川 達人先生

ポケットに入ったスマホから

私はゲームボーイやたまどっちといったモバイル機器を次々に手にしてきた世代です。小学生のころは親に取り上げられるほどゲームボーイにハマり、その次はガラケ一、最終的にスマー卜フォン(スマホ)が研究対象になりました。
スマホを真横に傾けると画面も付随して動くときがありますよね。これは「加速度センサ」が検知しているからです。ポケットにスマホを入れて持ち歩くだけで、重力加速度に加えて、足が動いた方向に対しての加速度がわかります。私はスマホから得られる加速度やGPSなどのデータから特徴を取り出し、機械学習を用いて関数を導き、センサデータから人間の行動を推定する研究を行っています。実世界の情報をコンビュータが認識できる情報に変換することができれば、行動予測に基づいた便利なサービスをコンピュータが提供できるようになります。

みんなのスマホで作る 便利な暮らし

福井に来て始めた研究の一つに、雪道をテーマにした研究があります。雪道と言っても凍結した路面やシャーベット状になった道、積雪で通れなくなってしまった道など様々です。そこで、ディープラーニングを用いて、それぞれの道を歩いたときの変化を含んだ加速度センサの値をそのまま機械に探索させて特徴を検出する手法を開発しました。
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本手法を多くの人に使ってもらい、“みんなで集めた積雪情報”を集約した「積雪マップ」の実現を目指しています。現在の雪道情報は車載カメラや道路に設置された画像から判断していますが、スマホを手にしている人が実際に歩いたときの歩幅や速度から雪道の状態を把握するため、歩道の情報を収集できるという点が特徴です。歩行者に歩きやすい道を推奨するナビゲーションシステムに応用できれば、もっと現実に役立つものになると考えています。
私の研究室では年に数回、看護学科の学生や教員から看護現場での行動や課題をヒアリングしながら、どのようにAIを応用して改善できるか、研究テーマの発掘を行っています。機械がすべて実現するのではなく、機械の得意なところを利用して人が学び、協調していけるそんな社会の実現に貢献したいです。

PrintIt’s My Favorite!

最近は忙しくあまり行けませんが、大学4年の時はシーズン券を買って雪山に行っていたほどスノーボードが好きです。写真は5年前にカナダのWhistlerに行ったときのものです。

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