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これからの社会を作っていく新しい価値を生み出す研究所のような場所にしていきたい

一級建築士事務所LoHA 一級建築士/代表

山田 寛さん

公共建築をやりたくて大手設計事務所へ 1年目はコンペに挑戦し続ける日々

高校3年の夏まで、私にはやりたいことや将来的な目標がなく、大学に進学する気持ちもおこらずにいました。そんなときテレビで建築家の安藤忠雄さんの特集番組を観て、建築家という職業にたちまち魅せられました。すぐに建築学科のある大学を探して。学生時代に一度、大阪の安藤さんの事務所を訪ねたこともあります。それから「北陸建築学生団体sak(サク)」を設立して活動したことが思い出深いです。他大学の学生と一緒に公表会をしたり、有名な建築家の講演会を企画したり、北陸の建築を盛り上げたいと活動していました。

就職先として選んだのは大手の建築事務所です。小学校などの公共建築がやりたかったのですが、「やりたいなら自分で取れ」と言われました。それで入社早々、コンペに出しまくって、落ちまくって。ようやく採れたのが三重県いなべ市の小学校のコンペでした。校長先生や教頭先生ともいろいろな話をして、結果的に最初に提案した設計とはかなり違うものになったのですが、その過程もとても楽しく刺激的でした。
一級建築士の資格は在職2年目で取得。取らないとせっかく採用された小学校の現場を任せてもらえないので必死でした。大学時代を振り返っても、あんなに勉強したことはなかったですね。

建築にこだわらずモノの価値を作りたい 企業のブランディングもモノづくり

7年間事務所に勤めた後、独立して2年になります。もともと将来は独立したいと考えていました。就職した名古屋に残る選択もありましたが、ちょうど子どもが生まれたこともあり、福井の方が自然豊かで、子育てにも良い環境だと思い、家族と一緒に移住しました。といっても仕事の対象として地域のこだわりはありません。今進めている仕事も福井のものはひとつだけで、他は東京、大阪、岐阜、茨城、愛媛など全国に広がっています。ジャンルも住宅、遊具、家具、別荘などさまざま。独立するときから、建築だけではなく、それ以外でも価値を作れる事務所にしたいと思っていました。事務所名のLoHAはLaboratory of Hiroshi yamada Architectsの略。自動車メーカーのHONDAの研究所のような、車だけではなく、いろいろなモノづくりにチャレンジをする場所にしたい。だから設計事務所とか建築事務所という名前にはしたくなかったんです。「大学での評価や福井での評価はたいしたことではない、もっと外に目を向けなさい」と大学で先生に言われたことが今も私の中に生きています。

現在、福井工業大学で講師をしていますが、学生には建築デザインで大切なのはセンスよりも体力と素直さだと伝えています。建築は自分ひとりで全てできるわけではありません。自分が何をしたいのかをしっかり他人に伝えられることと、厳しい要求に耐えられる体力がチャンスを呼び込むと思います。

My memories

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卒業旅行@カンボジア。大学4年の時の卒業旅行でカンボジアへ。幸せのハードルを下げることの大切さを学んだ貴重な旅でした。
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結婚式の二次会用のフリーペーパーの作成。二次会というフランクな場で、知らない人同士が気軽に話せるきっかけになればという思いで作りはじめました。プレミア感があって結構人気でした。

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