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すべての子どもが学べる保育・授業を

教育学研究科
教職開発専攻(教職大学院)
岸野 麻衣 先生

教育学研究科 教職開発専攻(教職大学院)

岸野 麻衣 先生

研究について

様々な素材を使って、子どもたちが力を合わせて活動を展開していくプロセスを追っています

様々な素材を使って、子どもたちが力を合わせて活動を展開していくプロセスを追っています

主に、幼稚園や小学校で、保育や授業に参加できない子どもたちの支援方法について研究しています。子どもたちについてだけでなく、子どもたちを支援できる力を持った先生を育てるためのサポート方法についても研究しています。

授業中の子どもの発話を分析

授業に参加できない子どもがいると、しばしばそれはその子に何らかの「問題」があると考えられ、その子の問題を別室や専門機関で解決してクラスに戻すというアプローチが取られることがあります。もちろん取り出してケアすることも大事ですが、クラスの一員として生活していく以上、こうした子どもも一緒に学ぶにはどうしたらいいかを考えていく必要があると思います。

教職大学院では、様々な学校の先生と実践について語り合い、方向を探っていきます

教職大学院では、様々な学校の先生と実践について語り合い、方向を探っていきます

通常は、保育や授業における子どもたちや教師の発話・動作をビデオや速記によって記録し、その中でのやり取りを分析していきます。例えば、子どもが授業中、内容から外れた発話をしたときに先生がどう対応するかについて着目します。先生は注意する時もあれば、その発話を取り入れて指導をすることもあります。そうすることで授業を子どもの発想に沿って展開することができたり、その子がクラスで浮かないようにすることができたりします。

このようにいくつものエピソードを取り上げながら、先生が子どもにどのように声かけをし、課題や教材の作り方をどのようにすればよいかを考察します。外れた発話や声かけを分類して、どのような発言のときにどのように対応するかを分析したこともあります。すると、様々な場面で、先生が子どもとの人間関係を保ちながら、授業に参加できない子どもの心を汲んだり、その子の発話を授業に取り入れたりして、信頼関係を築きつつ学習内容を深めていく過程が明らかになりました。このような教師の対応によって他の子どもがその子を観る目が変わり、一緒に学んでいけるようにもなりました。

授業になかなか参加できない子も取り組みやすい課題を設定して、みんなで学ぶ雰囲気、関係性を作り出すことが大事だと考えています。私は、教育現場の先生方と一緒に保育・授業実践の研究を進めていく中で、ものの見方、先生が子どもを見直す視点などを伝え、一緒に考えていけたらと思っています。

自分を見つめ直し

学生時代には、いろんな社会の動きやいろんな人にふれて多方面から学び、自分を見つめ直してほしいです。また、教職を目指している学生さんには、本当に教師になりたいか、どんな教師になりたいかをしっかり考えて信念を見つけられると強みになると思います。

今ハマっていること★

teach_kishi04子どもと遊ぶ時間を大切にしながら、子どもと一緒に家庭菜園づくりにハマッています。カブやネギなどいろいろなものを栽培しています。植物の成長を共に観察しながら、自然の不思議を体感しています。