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カオス理論から脳を見る

高橋 哲也 先生

医学部
附属病院 診療科 講師
高橋 哲也 先生

医学部 附属病院 診療科 講師

高橋 哲也 先生

カオス理論から脳を見るカオス・フラクタル理論を用いた脳画像・脳生理研究

(学外共同研究機関:金沢大学、近畿大学、ピッツバーグ大学)

(学外共同研究機関:金沢大学、近畿大学、ピッツバーグ大学)

21世紀は脳科学の時代といわれ、近年の脳画像や脳生理学の進歩には目を見張るものがあります。20世紀後半に登場したカオス・フラクタル理論は、様々な科学の分野に応用され、その進歩に貢献しています。医学の分野においてもその進出は目覚ましく、複雑な生体組織や生体信号の解析での有用性が多数報告されています。私は、新しいカオス・フラクタル理論の脳研究への応用を試みており、これまでにフラクタル理論を応用した“マルチフラクタル解析”を用いた脳MRI解析やカオス理論を用いる“マルチスケール・エントロピー”を用いた脳波活動の解析を世界に先駆けて進めています。カオス・フラクタル理論の脳科学への適用は、脳の知られざる新たな一面を引き出す有用なツールとなるでしょう。本研究に興味のある方は、ぜひ当教室にご連絡ください。

豆辞書

カオス理論

複雑で予測できない不規則な様子を示す現象を扱う時間的振る舞いに注目する非線形理論。

フラクタル理論

空間的パターンを説明する非線形理論で、カオス理論と密接な関係がある。

MRI

核磁気共鳴画像法(Magnetic Resonance Imaging:MRI)核磁気共鳴現象を利用し、生体内部の情報を画像化する方法。

脳波

人・動物の脳から生じる電気活動を、頭皮上に置いた電極で記録し、観察する方法で、脳活動の一指標となる。