2023年8月5日
惨事を繰り返さないために 2011年3月の東日本大震災による東京電力福島第一原発事故は、冷却水が失われ、炉心が損傷して燃料棒が溶融、化学反応により大量発生した水素で建屋が爆発するなど、原子力発電史上、最悪の惨事の一つとなりました。こうした[...]
2022年2月24日
背景 AI、ビッグデータ、IoTなど、世の中には新技術が溢れている。 あたなが直面している課題に当てはめようとしても、何から取り掛かれば良いか分からない。 相談に乗ってくれて、解決してくれる人はいますか? 特徴 画像、AI、ロボッ[...]
2022年2月24日
背景 構造物破損の原因の7~8割は金属疲労と言われます。 多軸応力状態での実験データ蓄積が重要ですが、研究報告例が少なく、評価可能な市販装置が少ないです。 ボイラー配管や航空タービン動翼は,高温環境に特有のクリープによる損傷を受けます[...]
2021年8月24日
精密機器に欠かせない除振 身体で感じられないほどですが、地球上はごく微細な振動に満ちています。日常生活に全く影響しないものの、1ナノメートル(百万分の1ミリメートル)レベルの精度が求められる精密機器にとっては厄介な問題です。 取り組んで[...]
2021年5月15日
人の暮らしを助ける 今の社会、ロボットの技術はずいぶん発展している印象です。でも、ルンバのようなお掃除ロボットや工場のライン作業を担うなど、まだまだ特定の場所や作業に限定されているのが実情。私が目指すのは、人の暮らしに溶け込み、その助けにな[...]
2020年4月1日
パソコン並みに組み立てられる 国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」から放出された人工衛星から、ファーストボイスが届く―。人工衛星の開発のなかで、私がもっとも感動する瞬間です。と言っても、特別に“ステキ”なメッセージではなく、バッテリー[...]
2018年8月1日
得意・苦手がはっきり発達でこぼこ 人前で発表するとなると、思うように出来ず苦手。誰にでもそんな経験はあるものです。苦手意識が強いと日常生活で支障をきたすようになり、落ち込み、引きこもりがちになってしまいます。逆に、得意なことが発揮でき、人に[...]
2017年8月18日
きっかけは近未来のアニメ 「機動警察パトレイバー」というアニメを知っていますか?このアニメは、1980年代に放映され、ロボット工学が発展した近未来が舞台。工事現場や工場など社会インフラを支える現場で活躍するはずのロボットが事故や犯罪を起こし[...]
2017年2月13日
材料だって疲れるんです 「刃物を使わずに太さ0.5ミリの針金を切ってください」と頼まれたら、みなさんはどうしますか?おそらく、曲げたり、ねじったりを何度も繰り返すことになるでしょう。すると、針金はグニャグニャにゆがみ、最後には亀裂が入ります[...]
2015年11月30日
コンパクト、省エネの裏側 皆さんが使っている携帯電話やデジタルカメラなどは、5年前のものと比べてみると、ずいぶんと小さくなって、様変わりしています。こうしたデジタ ル製品の小型化が進むと、中の部品はどのくらいの大きさになっているのか、想像が[...]
2015年11月30日
「お肌の曲がり角」を科学する 肌の曲がり角といっても、学生の皆さんはまだ感じたことがないでしょう。ここでの話は、年をとると突然現れるという「小じわ」の話です。年齢を重ねると、なぜ皮膚の形が変わるのでしょうか? 私は機械工学の研究者で、構造力[...]
2015年11月30日
創造力への挑戦 2011年の東日本大震災で、調査や修復ロボットがテレビ報道で話題になりました。国産ロボットかと思いきや、米国企業の製品紹介の絶好の機会に化しました。日本は改良は得意でも創造力がなかった。前例の無い、世の中に役立つものを作る創[...]
2015年11月30日
今年3月に和歌山大学から赴任しました。直接物体に触れずに、物体の形や状態を三次元で測る「画像計測・光応用計測」が専門です。携帯電話に使われるような極小の電子部品から橋やビルなどの巨大構造物まで、「高速で・精密に・コンパクトに・使いやすく」計[...]