9月30日(火)、福井大学は、株式会社福井銀行と共催で「カーボンニュートラル先進企業と学生の交流イベント」を文京キャンパスで開催しました。本イベントは、学生が県内企業のカーボンニュートラル(以下、CNという)に関する取り組みを学び、企業の担当者と直接交流することで、将来のキャリア形成につながる深い学びを得ることを目的としています。
冒頭の、本学工学部の坂元博昭准教授による入門講座では、CNの基本的な考え方として、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出と吸収のバランスの重要性が解説されました。また、CNへの取組が企業の信頼や競争力に関わる重要な経営課題となっていることも紹介され、学生たちは熱心に聴講していました。
講座終了後は、CNの取り組みを行っている県内企業と学生の意見交換会が行われました。学生は複数のグループに分かれ、企業の担当者から、太陽光発電システムの導入や省エネルギー設備の導入、リサイクル可能な素材の活用といった具体の取り組みだけでなく現場における導入の難しさなどについて説明を受けた後、活発に意見交換を行いました。
参加した学生からは、「CNや県内企業の取り組みについて深く学ぶことができ、とても有意義な時間だった」「普段知ることのない企業の活動を知ることができて視野が広がった」といった前向きな感想が多く寄せられ、本イベントを通してCNに対する理解を深めるとともに、県内企業の魅力を発見する貴重な機会となりました。