受験生のためのFUKUDAI LIFE

ホーム >  受験生のためのFUKUDAI >   >  福井県デザインコンクールの裏話

福井県デザインコンクールの裏話

教育地域科学部 学校教育課程 美術教育サブコース 4年

川井優美絵さん、吉村遼さん

福井県デザインコンクールの裏話とか

yoshimura_bigグランプリに川井さん、福井県デザイナー賞に吉村さん

教育地域科学部 学校教育課程 美術教育サブコース 4年 川井優美絵さんと吉村遼さんは、2010年7月に行われた福井県デザインコンクールにおいて最高賞のグランプリと次点の福井県デザイナー協会賞に選ばれました。今回の受賞について、お二人に語っていただきました。

教育地域科学部 学校教育課程 美術教育サブコース 4年 川井優美絵 吉村遼

まずはこのような場を頂いてありがとうございます!^^川井です。(以下:川)

吉村です!(以下:吉)

(吉):グランプリになってどうですか?

(川):いきなりつっこんできますねー笑

(吉):なにが勝利を掴んだと思いますか?

(川):デザコン(※デザインコンクールの略)への熱い想いですかね。

(吉):具体的に内容とか・・・

(川):そうですね・・・。まずは作品の紹介から!私の作品は、地球を模したバランスボールに、人間が体勢を崩しながら座っている写真。”地球”から今にも転げ落ちそうになっている人間を視覚的に表現し、自然と意識が環境問題へ向くようにしかけたものです。

0007_big

(吉):バランスボールという発想がなかなか思いつかないんですが、いつ思いついたんですか?

(川):アイディアを思いつく瞬間て、根詰めて考えているときよりも、意外とリラックスしてるときだったりするんですよね。今回のバランスボールを思いついたのは授業中でした。他の子のアイディアの説明を半分聞きつつ手を動かしていた時に出てきました。

(吉):なるほど~。リラックスして考えたからこその、ユーモアさを感じます。写真もきれいですよね。

(川):写真はスタジオでプロのカメラマンさんに撮っていただきました。モデルは友人に頼みました。自分で撮ることに限界をかんじていたし、より完成度の高いものを作りたかったからです。

(吉):アイディアだけじゃなくて、いろいろ手間がかかってるんですね~。スタジオで撮影してるときは川井さんは何してたんですか?

(川):主にモデルさん、カメラマンさんへの指示です。あくまでも完成のイメージをもっているのは私なので・・・。今回はいわゆるアートディレクター(※アートディレクター(Art Director)とは、美術表現、芸術表現をもちいた総合演出を手がける職務を意味する。byウィキペディア)的な位置にいたわけです。表現の一部に他の人の力を借りた私と違って、吉村さんは全て自分の手で仕上げてますよね。

0008_big

(吉):はい。今回は手描きのイラストをPCに取り込んで、ポスターのメインのビジュアルにしました。

(川):ぱっとみて惹き付けられるイラストで、キャッチーだなーという第一印象でした。エラさんの心配事、っていうコピーがついてますよね。エラさんてどういう人なんですか?

(吉):エラさんていうのは、エラトステネスという、紀元前の天文学者です。地球の大きさを初めて測ろうとした人なんですけど。その時代には、まだ地球は無限大に広がっているものだと考えられていました。そんな時代に『地球に限りがある』ということを思いついたエラトステネスが面白いな、と思いました。それと同時に、現代においては『地球の大きさ』という限りだけでなく、資源や命、未来すら無限ではない。有限のものなんだってことを伝えられたらいいなと思って。

(川):なるほど~。ちなみに、このアイディアはどこから出てきたものなんですか?

(吉):ポスターを作るにあたって、環境についての本を数冊読みました。本を読んで気付いたことはいっぱいありました。でも、それよりも普段そんなこと考えずに生活してるってことに危機感を感じて、そのことをポスターで伝えたいと思ったんです。

(川):それわかる!私もさんざんテレビで温暖化について放送してたり、エコカー減税のCM流れまくったりしてても、なんだか現実味がないままなことに危機感感じた!だから、具体的に「エコバック使え」とか「ゴミを拾え」とか、直接的なことを言っても『慣れちゃってる』から、そんな言葉は流されていく。本当はその言葉が見た人に届いて、その人が行動してくれるのがいちばんいいんだと思うけど。

(吉):そうですよね!私も川井さんもあまり具体的なことを示さないで、人が地球に負担をかけているということを分かりやすいビジュアルで表現して、「あ~そうかも~」っていう理解を求めてるのが共通していると思う。でもそれがほんとの実感に繋がるとわたしは思います。

(川):実感からさらに行動に移ってもらえるだけの力があるポスターができたら、そっちの方がサイコーなのは間違いない。ただ、今回はそこまでの力を持つポスターは正直できなかったかも。ちょっと欲張り過ぎかもしれないけど、これからそんな作品をつくることができたらいいと思う。でも、まずは見てもらえなかったら意味がないんですよね。

(吉):そのためには川井さんのポスターのようなぱっと目を惹くものは必要だと思うな。それがあってほんとに説得力があるものは確かに難しいけど、そうゆうのを常に目指したいですね!

(川):ですね!ちなみに、私たち二人は環境についてのポスターを作ったけど、美術科からは平和や社会問題についてのポスターを出品して、受賞した学生もいます。

(吉):一緒に勉強してても、一人一人発想は違うからそういうのを見るとすごくいい刺激になりますよね~!

(川):そうですね。このFACEの特集だけでも、実に40人を超える『福井大学で頑張ってる学生』が紹介されていて、負けてられないなーと思いました!

(吉):そうですね!これからももっと頑張りましょう!今日はありがとうございました!

(川):ありがとうございました!

美術科では、ホームページおよびブログをたちあげています。一度ご覧ください。また、美術科が企画運営に関わっているギャラリー「E&Cギャラリー」の情報も載っています。