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第61回独立書展 新鋭賞 受賞

医学部医学科2年

清水 帆奈さん

医学部医学科2年の清水帆奈さんは、公益財団法人独立書人団が実施する第61回独立書展において、新世代の優秀な作品に贈られる「新鋭賞」を受賞しました。 清水さんは、小学1年生から書道を始め、高校時代からは書道部に所属。大学では、自ら仲間と医学部に書道部を創設。現在は、高校時代の恩師に指導いただきながら書道部でも活動を続けています。 今回の作品は、長さ8尺の用紙を用いた大作で、仕上げるまでに50枚以上書いたそうです。独立書展には、今回初挑戦で入選。清水さんは、「大学生になり勉強も忙しくなってきて、書道に取り組む時間がなかなか取れないですが、部活動の時間にコツコツと練習してきました。今回入選し、とてもうれしく思っています。これを励みにこれからも時間を見つけて続けていきたいと思います。」と今後への抱負を話してくれました。

書道で得たたくさんの経験

私は小学校一年生のときに筆をもったのがきっかけで、今まで書道を続けてきました。高校に入学してからは書道部に所属し、顧問の先生のすすめで隷書体についての勉強を新たに始めました。隷書体というのは、学校の習字の時間で一般的に学ぶ楷書・行書とは異なる書体で、現在では新聞の題字や看板などで使われているのを見かけることができます。 高校生になる前まではふれたことのないジャンルだったのですが、勉強を始めると、独特な味わいや深みをもった立体感、緊張感を漂わせながら連綿と続く字体でありつつも力強い勢いをもつ隷書体の魅力に惹かれるようになりました。 高校生のときは様々なコンクールや作品展に出展したり、高校のパンフレットや文集の題字を書かせて頂いたり、仲間とともに書道パフォーマンスを行うなど、貴重な経験をたくさんすることができました。

仲間と活動できる場を

書道部での活動

書道部での活動

大学に入ってからも、もちろん書道を続けていくつもりだったのですが、松岡キャンパスには書道部がなく非常に残念に思っていました。しかし、たまたま友人たちと書道について話す機会があり、筆をもってみたい、大学から書道にふれてみたいと感じている人も少なくないことがわかりました。そこで有志を募り、書道部を創部するに至りました。普段の鉛筆の字をきれいに書けるようになりたい、書道を通して自分の視界を広げたい、とにかく筆を持ってみたい、など各部員に書道に対する思いがあります。それぞれの思いを尊重するため、書道部の活動のモットーは「楽しく書道にふれる」です。定期的に集まってミーティングをして作品をつくったり、作品展を見に行ったりしています。今年で創部して一年がたったので、夏には合宿もする予定です。

これからも書道を続けたい

今回は、書道部での活動を拠点として第61回独立書展に作品を出品し、新鋭賞をいただくことができました。作品の題材は漢時代の木簡である「居延漢簡」という新しい題材で、 二尺×八尺(約60㎝×240㎝)という大作に挑戦することになりました。勉強や兼部している部活動の合間をぬって練習を重ねてきたので、このような形で作品が評価されたことを大変光栄に感じています。

また、練習場所を提供し応援してくれた書道部の部員のみなさん、指導してくださった藤島高校書道部顧問の水上雅仁先生、書道部の創部にご尽力賜りました福井大学医学部書道部顧問の安部博先生にこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。 私にとって、書道をする時間というのは、自分ときっちり向き合えるかけがえのない時間でもあります。これからも書道を続けていくことで、自分の成長の糧にすることができればいいなと思っています。