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IEEE主催の国際会議(IMFEDK2015)で学生発表賞を受賞

大学院工学研究科博士前期課程 電気・電子工学専攻 1年

鈴木 敦也さん

次世代の半導体の開発につながるパワーエレクトロニクス分野では、電気の利用形態に応じて電力を高効率に変換し、大電力化と省エネ化を実現する技術開発が急務です。本学大学院工学研究科、電気・電子工学専攻の葛原正明教授の研究室では、電力変換を効率的に行うパワー半導体デバイスの制御性能を向上する研究をしています。高電圧で電力をオン/オフの切り替えをする時に、わずかに電流が漏れる無駄の解明や電流の流れを過渡的に妨げる機構の解明を通して、次世代の省エネ対応パワーエレクトロニクスの実現を目指しています。

みなさん既にご存知の通り、今日のほぼすべての家電製品や情報機器には、電力を制御するための半導体デバイスが使用されています。その省エネ性能の改善に関して、半導体材料の限界が指摘されています。私たちの研究室では、青色や白色ダイオードの材料として有名になった窒化物半導体を用いることにより、現状のパワー半導体の性能限界を突破する新しい電力スイッチングデバイスの研究に取り組んでいます。

今回私が参加した国際会議は、米国IEEE(米国電気電子学会)が毎年主催する国際会議で今年は6月に京都で開催されました。私は、窒化物半導体デバイスを高速にスイッチングする際に、一時的に抵抗が上昇する問題(電流コラプスと呼ばれています)を解決するため、本研究室で独自に開発した三次元フィールドプレートと呼ぶ制御電極を導入した新構造のトランジスタの作製方法とその優れた特徴を発表し、学生発表賞の受賞につながりました。

私にとっては初めての国際会議での英語による論文発表であったため、発表資料の準備や発表練習など大変な毎日の連続でした。しかし、国際学会で論文発表するという修士学生としてひとつの目標を達成できたことは大変嬉しい経験でした。それ以上に、自分の研究テーマの重要性が、他の研究機関の人々にも伝わり理解されたことに大きな喜びを感じました。少しだけ自分が成長できたと実感できました。連日、夜遅くまで熱心に指導していただいた先生方とそれを支えてくれた研究室のメンバーに深く感謝します。