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正義感と使命感を胸に、 100%の力で応えています

福井警察署生活安全課 警部/平成7年 教育学部小学校教員養成課程(現 教育地域科学部学校教育課程理数教育コース)卒業

真杉 順子さん

福井県で初の女性警部

 今年3月に、警部として福井警察署に着任しました。県内初の女性警部になります。生活安全課に勤務し、さまざまな相談の対応や少年犯罪の捜査指揮にあたっています。最近では、飲食店による「生レバー提供・販売」の捜査を担当しました。大きく報道されたのでご存知の方も多いと思います。
 現在、福井県警の女性警官は約120人で、全体の7%ほどしかいません。圧倒的な男性社会です。県警の女性警察官の採用は平成5年からで、私は二期生になります(当時は隔年採用)。最初は交番勤務、それから生活安全課、捜査一課、通信指令室という110番受理の部署も経験しました。
 新人の頃の忘れられない経験は、時効成立寸前での逮捕劇が話題となった福田和子容疑者(当時)の護送をしたことです。任官3年目で交番勤務をしていたのですが、女性ということで突然呼ばれて。ものすごい数のマスコミでした。福井駅にあれほどの人が集まったのは初めてではないでしょうか。逮捕時のテレビにも映っています。

教育実習が転機に

 警察官になろうと決めたのは、大学4年のときです。教師になるつもりで教育実習に行ったのですが、「自分に向いていないかも」と違和感がありました。そんなとき、女性警察官の採用試験があることを知り、興味がわきました。きっと父が防犯隊員として地域の安全を守る姿を見ていたことが影響していると思います。ただ、教育学部の友達はほとんど教師になったので、私のようなパターンは珍しいでしょうね(笑)。

まずは話を聞くことが大切

 もちろん、幼児教育や児童心理など、大学で学んだことは仕事に生きています。少年犯罪の立件は罰することではなく、健全育成・更生が目的ですから、まずは彼らの心理を把握しなければなりません。近年問題となっている特殊詐欺も、人の心の弱い部分を巧妙に突いてくる。「自分は騙されない」と思っていても、気付かないうちに相手の言葉を信じてしまうのが怖いところです。
 福井県警には「SWING」という女性だけの性犯罪捜査チームがあり、私も3年間所属していました。被害者の女性は一人で悩みを抱えてしまいがちなので、じっくりと話に耳を傾けることが大切です。性犯罪に限らず、警察署に駆け込む人は解決を求めて来られますから、100%の力で応えます。

幅広い視野で過ごしてほしい

卒業旅行のヨーロッパで友達と

 私のように、転機があって新たな将来が見えてくることもあるので、福大生のみなさんには、幅広い視野で学生時代を過ごしてほしいと思います。いろいろな可能性がありますから、どこに進もうと、大学での勉強、経験は無駄になりません。私は4年間、造園屋さんでアルバイトをしていました。それまで人見知りだったのですが、さまざまな年代の従業員さんやお客さまと接することで自信がつき、誰とでもすぐに打ち解けられるようになりました。警察は、この20年で福利厚生も充実してきましたし、「人の役に立つ」ことを毎日のように実感できる職業です。ぜひみなさんの選択肢に加えてみてください。