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「ふくいのお地蔵さんを探そうプロジェクト」の成果報告

教育地域科学部(※) 地域科学課程 4年

高間 みどりさん、有定 佑さん、笹原 知也さん

「博物館実習」の授業を履修する有定さん、笹原さん、高間さんの3人が、昨年の5月中旬から8月下旬にかけて行った福井市内のお地蔵さんの分布状況調査の成果を、福井市立郷土歴史博物館の特別展「福井の仏像」で披露しました。
例年、博物館実習生は特別展の開催に向け、テーマに沿った資料を集めパネル作りをしています。3人は、学芸員のアドバイスで、道端に置かれたお地蔵さんの分布状況がこれまで調査されていない点に着目し、フィールドワークに挑戦しました。

お地蔵さんの素材となる笏谷石(しゃくだにいし)の石切場だった足羽山周辺や、悪霊や疫病を防ぐ「道祖神」としての役割から街道沿いに多いという情報を手がかりに調査を開始。市内の道を1つずつ自転車で走り、お地蔵さんの場所やいわれ、設置年などを確認して回りました。
調査後しばらくして、大願寺のコンビニ駐車場内に置かれていたお地蔵さんは自動車事故で壊れてしまいました。このように突然失われることを考えると、文化財として保護や調査記録の保存の意義を改めて実感したとのこと。特別展の来場者からは、30カ所以上のお地蔵さん情報も寄せられており、笹原さんは「今回の調査で調べきれなかった箇所を補い、より形あるものになるよう引き継いでいきたい」と語ってくれました。

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3人のイチオシ地蔵。カエルにも愛されています(福井市南楢原町。京福バス「楢原」停留所横の公園内)

なお、今回の調査内容は報告書にまとめ、「福井大学教育地域科学部博物館学集報」に掲載される予定です。

※教育地域科学部は平成28年度に教育学部、国際地域学部に改組しましたが、平成27年以前に入学した学生は、現在も旧学部に所属しています。