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その人らしい生活を支え 心に寄り添う緩和ケア

福井大学医学部附属病院 緩和ケア認定看護師 (大学院医学系研究科 修士課程看護学専攻基礎看護学在籍中)/2006年度 医学部 看護学科 卒業

小林 美貴 さん

大学病院だからこそできる緩和ケアを担う

私が所属する「がん診療推進センター」は、院内外でのがん診療の円滑な推進を図ることを目的に設置されました。センターの業務の中で、私は緩和ケア部門(外来)、がん相談支援部門、がん患者支援部門、がん地域連携部門に携わっています。その他、院内の緩和ケアシステム構築、院内外の緩和ケアに従事する看護師などへの教育、遺伝カウンセリングなども行っています。がんや緩和ケアに関する幅広い業務を担っており、地域に出ることも多いです。病気を抱えながら生活する人たちや周囲の人たちを支えるためにも、大学病院だからこそできることがあると思い、地域のスタッフと協力しながら、心に寄り添うケアを目指しています。

混合病棟での経験が認定看護師を目指すきっかけに

 
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看護の道に進んだのは、それほど明確な意志があったわけではありません。心理学に興味があり、近いことが学べるかなと思い、看護学科に進みました。卒業後、附属病院で配属されたのは、胸部外科、消化器外科、救急、内科などから成る混合病棟です。ここでの4年間は、いろいろな患者さんや医師と接して、とても濃密な時間を過ごすことができました。様々な死に直面して戸惑うこともありましたし、患者さんと接する中で、緩和ケアやがんについてもっと学びたいと考えるようになりました。
育児休暇後、がんセンターに相談員として配属されたことで、ますます思いがつのっていたところに、病院の方でも認定看護師を必要としており、資格取得を目指すことになりました。7ヵ月間の静岡県立静岡がんセンターでの学びは、家族や職場のサポートで何とか乗り切ることができました。
その後、認定看護師になってからの活動の場の広がりに伴い「特定行為研修」を受講しました。この研修は、在宅などで医療処置が必要な患者さんの全身状態の管理などにより、安全安心な療養生活が継続できることを支援するためのものです。時代の変化に伴い、学びを継続し、専門性を高め発展していける職業であることは看護職の魅力だと思います。
現在は、大学院に進み、学生時代にもお世話になった長谷川智子教授のもとで、看護の裏付けとなるデータ処理の方法などを勉強しています。

様々なアルバイトを経験社会を見て視野が広がった

 
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学生時代は、看護師以外のことをするなら今しかないなという思いがあって、銭湯の掃除、家庭教師、ウエイトレス、事務など、たくさんのアルバイトを経験し、旅行にも行きました。中でも短期留学で訪れたオーストラリアの医療事情を垣間見たことで視野を広げることができました。
病院に来る患者さんはいろいろな方がいます。サークルでもアルバイトでも良いのですが、人との出会いを広げていくことは、とても大事だと思います。
もうひとつ学生時代で印象に残っているのは実習での経験です。一人の患者さんとゆっくり関わる機会はとても貴重で大切なものだったと、今、改めて感じています。

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