国際地域学部 特別聴講学生
クォン·ギユン(Kwon Gi-Yoon)さん
韓国・嶺南大学校から本学国際地域学部に短期留学している特別聴講学生のクォン·ギユンさん。日本に来る前は、韓国のセマウル世界化財団を通じてスリランカの支援事業に2年間携わっていました。
スリランカでは、地域の産業育成のためキノコの栽培と農園の運営方法を財団職員と共に指導し、組合員の所得増加を目的に活動しました。クォンさんの活動は、組合員募集、スリランカ政府への協同組合登録、キノコ専門家を招いての農業指導、現地市場の販売経路の考察、販売店担当者との商談など多岐にわたりました。また、現地の人とも体育大会やバザーなど開催して積極的に交流。組合員とのコミュニュケーションも良好で、結果、協同組合の経営は軌道に乗ることが出来ました。
クォンさんは、その後今年4月に来日。観光学、現代企業事情、課題探求プロジェクトなど受講しています。「多くの人に会って交流を深め、色んな所を見回りながら日本の文化を最大限感じたい。人と膝を寄せ合って話すことが大切」と話すクォンさん。
将来は、国際支援を行う機関などで働き、日本と韓国の交流を深めるような仕事をしたいと考えています。