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実習での医療現場体験が、仕事でも大きな力に

朝日 智子さん

平成18年度 福井大学医学部医学科卒業 福井県立病院 放射線科 医師
朝日 智子さん

福井大学医学部医学科卒/福井県立病院 放射線科 医師

朝日 智子さん

「将来は福井で医療の仕事がしたい」。そんな思いから地元福井大学の医学部に入学しました。大学で多くを学ぶうち、興味を持ったのが画像診断です。2年目の研修で指導医の先生とともに放射線科の学会に参加し、画像を前に熱のこもった討論を交わす先生方を見て、画像診断の魅力と重要性を体感。画像診断を扱う放射線科に進むことを決めました。現在は福井県立病院の放射線科に勤務しています。放射線科は画像診断と放射線治療の2つの領域がありますが、画像診断業務を経て、現在は放射線治療を担当。画像診断ではMRIやCTなどの画像データを解析して病気の早期発見、進行具合の見極めに努め、放射線治療ではがん治療に取り組んでいます。放射線科はさまざまな診療科の医師と連携するため、幅広い知識が求められますが、大学で教わった基礎が現場でも非常に役立っています。画像診断は画像から得られる断片的な情報を一本の糸でつないでいく謎解きのような要素も含んでいます。画像データをもとに想像力を膨らませて読影し、その診断結果が後の治療に反映されると、自分のモチベーションにもつながります。

大学時代は授業で知識や技術を学ぶのはもちろん、さまざまなネットワークや人間関係も構築することができました。たとえば附属大学病院で医療現場を見るカリキュラムもその一つ。多くの教員や医師、他職種の方と知り合うことができ、現在でも大切なつながりとなっています。また、福井大学には同門会があり、卒業生同士の縦のつながりが強いのも特色です。福井大学医学部は女子学生の割合が比較的多く、女性でも学びやすい雰囲気でしたし、男女を問わず多くの仲間と出会うことができました。今では大学時代の同期もそれぞれの専門分野で活躍しており、気軽に情報交換ができるなど横のつながりも仕事の上で助けになることが多いですね。仕事は忙しいですが、画像診断と放射線治療で患者さんの病気克服のお手伝いができることにやりがいを感じる毎日です。自分の仕事が患者さんの病気の発見や治療につながっていると思うと、この仕事を選んで本当に良かったと感じます。福井大学で身に付けた実践力をもとに、これからも医療を通じて地域に貢献していきたいですね。

高度化が進む画像診断で医師の「診る」を支える。

木村浩彦教授

福井大学 医学部医学科 木村浩彦教授

私が専門とするMRIは身体への負担が少ない検査法。形や形態を情報として画像にするものですが、それに機能的な情報を付加する研究を行っています。最近の医療現場ではCT、MRI、PETと言った断層画像が多用され、医師にはこの膨大な画像情報から病気を確実に読み取る力が求められています。卒後の実践力をめざして、医学部でも画像教育には力を入れています。撮像技術の高度化が進み、画像診断や放射線治療を専門に取り扱う放射線医学は学ぶべきことの多い分野です。卒業し、医師になってからも日々最新の知識の更新が必要となります。朝日先生も初期研修を終えて放射線科の医師になると決めてから大学の放射線部で一年、その後現在の県立病院に移り、専門医研修を続けています。医学部をめざす人は日々探求心を持って望み、自分の専門分野を作るよう心がけてほしい。そして自分の興味や疑問を持ったことについて自ら研究してほしいですね。追求することで発見や新たな考え方などが得られます。

医学画像教育用システムを活用する放射線医学の臨床実習。

医学画像教育用システムを活用する放射線医学の臨床実習。