2022年4月4日
スロヴァキア、翻弄された国に学ぶ 古い歴史のある中央ヨーロッパ東部にあり、1993年に独立したばかりのスロヴァキア共和国。スロヴァキア人は、長らくハプスブルク帝国(オーストリア=ハンガリー二重帝国)の領域内にありながら、言語を共有する者と[...]
2021年8月24日
楽だけど伝わらない“広い言葉” みなさんは、自分の考えを人に伝えるのは得意ですか?自信を持って得意だと言える人は少ないのではないでしょうか。 人と話している時、感じたことを上手く表現できずとっさに「すごい」や「ヤバい」といった“広い言葉[...]
2021年5月15日
テストは解けるけど分かっていない 次の問題を考えてみましょう。マッチ棒で作った2つの図形の広さを比べる問題です。私の調査では,小学校4 年生の69%が「広さは同じ」と答えました。この問題は大学生の約6割も「広さは同じ」と答えることが確認され[...]
2020年12月1日
アルペンスキーを科学的に探究 雪の斜面に旗門が設置されたコースを滑ってタイムを競うアルペンスキー。スピードを出すための体力に加え、ターンの技術が問われる競技です。私もかつてこの競技の選手でしたが、大きなけがをしたことなどで競技生活を断念し、[...]
2020年4月1日
フェミニズムと女性の知 高校生の頃、「性同一性障害」についてレポートにまとめたことがきっかけで、これまで自分が受けてきた教育では性の多様性について知る機会がなかったことに疑問をもち、「人権とジェンダー」を考えるようになりました。 大学院では[...]
2019年12月1日
身近な社会の問題を考える 2019年4月、東京・池袋で高齢ドライバーによる大事故がありました。このような事故が起こるたび、認知、身体能力が衰える高齢者は運転免許の返納を義務化すべし、という論議が持ち上がります。でも、運転できなければたちまち[...]
2019年8月1日
物理学から“心の仕組みに興味” 私は大学院生の頃、「物理学を通した世界の捉え方をみんなに知ってもらいたい」との思いから、同じような志を持つ仲間たちと、物理学が分からなくて困っている学生を助ける「物理駆け込み寺」を設立しました。ところが、当時[...]
2019年4月1日
協働関係が生み出す教育の変革 学校で教師が同僚とともに、そして子どもたちが仲間とともにどのように学び合い、助け合い、共に成長していけるのか。 私は教育心理学・方法学をベースに「プロフェッショナル・ラーニング・コミュニティ(専門職の学び合うコ[...]
2018年1月12日
理数をつなぎ多面的理解を促す 教育学部を卒業後、教員になる前に様々な経験をしようと青年海外協力隊に参加し、パプアニューギニアへ。日本でいう中学3年と高校1年の理科と数学を担当する中で、子どもたちが理科の問題で数学を活用できていないと気づきま[...]
2017年2月13日
日本との出会い 私は小さい頃から中国に興味があり、大学に進学した時にAsian Studies(アジア学)のコースを選びました。日本人の研究者が指導教員だったのですが、とても良い人で、日本のことはほとんど知らなかったのに勧められるまま留学先[...]
2015年11月27日
可能性を引き出す係わり手の条件 障がいのある子どもたちへの教育(特別支援教育)を専門としています。その中でも、重い障がいを抱えていたり、いくつかの障がいを合わせもつ子どもたちに注目し、彼らの可能性を伸ばす「支援のあり方」「係わり手の条件」に[...]
2015年11月27日
子どもたちに即時的に係わる グループで活動して発表し、教員から最後に上手くいっていなかったねとか、こういうところが良かったねとコメントされた経験があると思います。 効果的な授業、学習を行ううえで、こうした学習場面での係わり方をより深くするこ[...]
2015年11月27日
私は、社会的・文化的に作られる性差「ジェンダー」を教育・生涯学習の側面から研究しています。研究のきっかけは、高校時代に持った違和感です。当時、家庭科の授業や避妊・妊娠中絶などの性教育を受けるのは女子だけでした。男女が共に責任を持つべきことな[...]
2015年11月27日
「教師」という職業 「教える」とはどのようなことなのか?先生とはどのような人たちなのか?この疑問が、「教育」に興味をもつきっかけとなりました。教師はどのような環境で働いているのか、どのように成長し、職業能力を獲得していくのか、またどのような[...]