本学遠赤外領域開発研究センターは、10月16日から18日にかけて、「第9回遠赤外技術に関する国際ワークショップ(IW-FIRT 2024)」とシンポジウム「テラヘルツ科学の最先端XI(S-FTS 2024)」を開催しました。このイベントにはインドネシア、韓国、中華人民共和国、台湾、フィリピン、カナダ、インド、そして日本の研究者や学生、約165 名が参加し、講演やポスターセッションをとおして研究成果を発表し議論を重ねました。
IW-FIRT はテラヘルツ領域を含む遠赤外領域の開発研究における研究者の交流と連携を通じて、国際的な協力関係を構築することを目的として1999年から開催されています。今回は特に「アジアにおける遠赤外技術の進展」に焦点を当て、遠赤外領域やテラヘルツ技術における高出力放射源の開発とその応用について活発な議論が行われました。また国際ワークショップに併せて開催したS-FTSでは、発展著しいテラヘルツ技術およびその周辺技術について、分野の境界を越えた新しい研究を生みだすことを目的として異なる分野の研究者が交流しました。
本ワークショップとシンポジウムは、遠赤外・テラヘルツ領域のさらなる技術革新に向け、国を超えた研究協力を確認し、切磋琢磨する関係を構築する重要なステップとなりました。