スロベニア共和国クラン市と福井市の姉妹都市協定締結を記念した特別講演会を開催しました

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令和7年9月22日、スロベニア共和国クラン市のマティヤシュ・ラコヴェツ市長をはじめとする代表団が本学文京キャンパスを訪れ、内木宏延学長を表敬訪問、特別講演会を行いました。この講演会は、福井市とクラン市の姉妹都市協定締結を記念したもので、締結式に先立ち開催されました。

ラコヴェツ市長が本学を訪問するのは、内木学長就任後初めての機会であり、クラン市の紹介を受けるとともに、EUミッション「100の気候中立・スマートシティ」に選定された同市の取り組みについて、気候中立でスマートな都市の実現をテーマに懇談しました。

特別講演会には永井二郎工学部長の開会挨拶に続き、クラン市のトマシュ・ラニシェク氏(開発・スマートコミュニティ・プロジェクト部門長)が登壇。「デジタルトランスフォーメーションと気候中立・スマートシティの推進」と題し、クラン市の先進的な取り組みについて紹介しました。特に、市民参加型のプラットフォームや、EUのパイロットプロジェクト「UrbanMind」を通じて構築された都市データ空間の最前線について具体的に解説しました。講演会には、本学の学生、教職員、福井市職員など約70名が参加し、スマートシティを目指す海外の先進事例について熱心に耳を傾けました。

講演後には質疑応答が行われ、「スマートシティの実現に向けて、大学はどのように貢献できるか」という質問に対し、ラニシェク氏からは「調査・研究による貢献」の重要性が示されました。

今回の講演会は、デジタル技術とまちづくりの融合を考える上で、参加者にとって非常に有意義な時間となりました。本学は、今後もクラン市との連携を深めながら、地域社会の発展に貢献していきます。

│ 2025年10月1日 │
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