米国ラトガース大学での研修について報告会を開催しました。

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DSC_8628本学医学部医学科6年次生の黒田裕子さんと杉山喜基さんが、米国ニュージャージー州にあるラトガース大学ロバート・ウッド・ジョンソン・メディカルスクール(RWJMS)で本年4月1日から1ヶ月間、臨床実習などの研修を行い、5月30日に、松岡キャンパスで報告会を開きました。

同大は米国で8番目に創設された屈指の名門校で、本学が1981年に初めて海外の大学と結んだ協定先です。この協定を発展させ、2019年2月に、本学医学部と部局間学術交流協定を締結。今年度から研究者交流、学生・研修医相互派遣、共同研究などの交流活動を実施することとなり、黒田さんと杉山さんは医学部からの初めての派遣留学生です。
報告会は、本協定の本学側コーディネーターを務める安倍 博副医学部長(教育改革担当)の進行のもと医学部教職員や学生ら約30名が参加しました。
黒田さんと杉山さんは、履歴書などを英文で作成するところからSkype面接など選考に至るまでの準備や苦労、現地での実習で得た感想、来年度以降に参加する学生へのメッセージなどを報告しました。参加者からは、留学の時期や期間、留学にかかった費用などについて質問がありました。
2人は特に良い体験になったとして、学生が運営している「HIP HOP Promise Clinic(無保険者向けの診療所)」での研修を挙げ、「医療英語を鍛えるいいトレーニングになった」と紹介。このクリニックでは1年から4年生(日本の4年から6年生にあたる)がチームを作り、学年毎に問診・検査・診断・診療方針までの役割を分担して早い段階から臨床の現場で能動的な経験をするそうです。
また、臨床実習前の「客観的臨床能力試験(OSCE)」では学生のプレゼンスキルの違いを実感。家庭医学の実習や麻酔科実習、心臓血管外科のオペ見学を通して日米の違いと、即戦力になることを目指す実習に「大きな刺激を受けた」と締めくくりました。
最後に、上田孝典学長が「福井大学生としての自覚とプライドを持って活動して欲しいと期待していたが、まさに見本を示してもらったと、うれしく思います」と挨拶しました。DSC_8631DSC_8648

│ 2019年5月30日 │
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