令和7年9月12日に、令和7年度国立大学図書館協会東海北陸地区協会助成事業の研修会を福井大学附属図書館が当番校として福井県敦賀市の公設民営型書店「ちえなみき」で開催しました。本研修会は、大学図書館を多様な知の共有と創出をする「知がつながる場」として実現するためのヒントを得ることを目的としています。講師にイシス編集学校の小川玲子氏を招き、「知がつながる場」のデザインをテーマとした講演とワークショップが行われました。
研修では、同書店の店員による異なる分野の本を並べる「文脈棚」という「ちえなみき」の独創的な本棚づくりの手法が紹介されました。参加者は店内に展開された「文脈棚」を体験し、続いて大学図書館での新しい試みとして、教員の本棚を観察し気づきを共有することで知のつながりを感じる「先生の背中」というワークショップや、教職員と学生が共に本棚を育てる「育成型本棚」について学びました。参加者からは、普段図書館では隣り合うことのない本が並ぶことで新しい発想が生まれる「知がつながる場」に大きな関心が寄せられ、「自館でも『知がつながる場』のデザインを実践してみたい」などの声が聞かれました。本研修会は、大学図書館の新しい可能性を広げる場となりました。

講師小川氏の講演の様子

ちえなみき店内見学の様子