福井大学医学部附属病院は1月20日、総合繊維メーカーのセーレン株式会社との間で、遠隔操作手術支援ロボット「ダビンチXi」の導入を目的とした寄付に関する覚書を締結しました。締結式は福井市内の同社において行われ、セーレン株式会社の川田達男代表取締役会長と、本学の藤枝重治病院長が覚書に署名しました。
同社からの寄付額は、令和7年度から5年間にわたり総額2億4,000万円で、遠隔操作手術支援ロボット「ダビンチXi」1台の導入費用に充てられます。
締結式で同社の川田会長は、福井で暮らす人々を支える医療体制の維持・向上に言及し、患者負担の軽減や地域医療の充実に関連する医療人材の確保といった課題を踏まえ、高度医療が受けられる環境づくりに寄与したいと支援に意欲を示しました。つづいて、本学の藤枝病院長は、謝意を述べるとともに、高齢化が進む地域において、安心して高度な先進医療を受けられる体制整備が使命であるとし、同社からの寄付の趣旨に応えられるよう医療提供体制の拡充と人材育成に取り組むことを表明しました。両者は地域住民に対して先進的な医療を安定的に提供していくという認識を共有しました。
本学では、今回の寄付を受け、令和8年度から令和12年度までの5年間にわたり「遠隔操作手術支援ロボット整備事業」を実施します。令和8年度からは既存の同機種1台を含む「ダビンチXi」2台と手術支援ロボット「hinotori」1台とあわせ、計3台体制での運用を計画しています。
本学は、本事業を通じて、将来にわたって安定した高度な外科医療を提供できる体制の構築を図るとしています。

寄付覚書を手にするセーレン株式会社 川田達男代表取締役会長(中央左)と福井大学医学部附属病院 藤枝重治病院長(中央右)。左からセーレン株式会社 勝木知文取締役専務執行役員、右は福井大学医学部附属病院 五井孝憲消化器外科 科長・教授(1月20日、セーレン株式会社福井本社)