術後再発をきたす「真菌潜在型の好酸球性副鼻腔炎」を新たに発見

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本研究成果のポイント

◆好酸球性副鼻腔炎(ECRS)(注1)は真菌感染を伴わない疾患と考えられてきましたが、次世代シーケンサー(注2)を用いた高感度の解析により、ECRS患者の鼻腔内に多様な真菌が常に存在することを初めて明らかにしました。
◆ECRS患者において、Alternaria(アルテルナリア)(注3)が検出された場合、検出されなかった場合と比較して、内視鏡下鼻副鼻腔手術後の再発リスクが有意に高く、独立した術後再発の予測因子であることが明らかになりました。
◆Alternariaが検出されたECRS患者の鼻ポリープ組織ではIL-33(注4)の発現が亢進しており、Alternariaが上皮サイトカインを介した2型炎症を増悪させ、再発に寄与する可能性が示唆されました。

論文名

Association Between Fungi and Postoperative Recurrence in Eosinophilic Chronic Rhinosinusitis
(好酸球性副鼻腔炎における術後再発と真菌の関連)

著者

Naoto Adachi†, Masanori Kidoguchi†, Rieko Ii, Yoshimasa Imoto, Keisuke Koyama, Satoshi Aoki, Kazuhiro Omura, Atsushi Kato, Emiko Noguchi*, Shigeharu Fujieda
(†: 共同筆頭著者 *: Corresponding Author)

足立 直人 (福井大学 医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域 特命助教)
木戸口 正典(福井大学 医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域 助教)
井伊 里恵子(筑波大学 医学医療系 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 特任講師 
研究当時:筑波大学 医学医療系 遺伝医学)
意元 義政 (福井大学 医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科)
小山 佳祐 (福井大学 医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科)
青木 聡  (獨協医科大学埼玉医療センター 耳鼻咽喉・頭頸部外科)
大村 和弘 (獨協医科大学埼玉医療センター 耳鼻咽喉・頭頸部外科)
加藤 厚  (Northwestern University Feinberg School of Medicine)
藤枝 重治 (福井大学 医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域 教授)
野口 恵美子(筑波大学 医学医療系 遺伝医学 教授)

掲載誌

「American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine」(アメリカンジャーナルオブレスピラトリーアンドクリティカルケアメディスン)

DOI

10.1093/ajrccm/aamag254
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研究者情報

足立 直人 特命助教

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│ 2026年6月9日 │
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